●対象
3才〜6才、100〜150人
●時間
60分
●会場
幼稚園・保育園のホール、多目的室など
●用意していただくもの
・ホワイトボード
・CDラジカセ
・暗幕
●出演者
3人
●内容
プログラムはというと、ぐぅ・ちょっ・ぱっの遊び歌にこだわって、それを手がかりに体を使ったり、想像力を使っての表現遊びで前半は遊びます。
後半は、あおむし君の冒険というお話を紐や軍手を舞台美術にし、参加劇スタイルでみんなとお話の世界を遊んでいこうというもの。
みどりの森で生まれたあおむし君は、色んな食べ物を食べて成長していきます。しかし、くもに追われ、違う森へ落っこちてしまいます。でもその森でもたくましく色んな食べ物を食べていくあおむし君でしたが、ついにおなかが痛くなって動けなくなってしまいます。
さぁ、あおむしは自分の森に帰れるのでしょうか。そしてやがて蝶になって飛び立つことができるのでしょうか。
●ある日の出来事
前半に体や想像力を使った表現遊びをするうちに、すっかり体と心がほぐれていきます。
しかも、みなぐぅとちょっとぱっなので、とてもはっきりしてる分表現に無駄がなくすっきりするのです。パーとパーでうさぎ。グーでうさぎのうんこ。同じパーとグーでも真珠の貝だったり、ハンバーグであったり、サンドイッチであり、おすしにもなるのです。見方を変え、形を工夫し、違ったものに作り変えていく楽しさをみんなで共有していくのです。
そんな雰囲気の中、お話に入っていきます。
子どもたちは、あおむしと一体となり、時にはいっしょ進み。と思ったら自らが、花になり、木の実になり、果物になり、大きなりんごやぶどう、だんごになったり。でも大人たちのフライドポテトのやまがでると、みんなはあおむしに戻り、食べつくしてしまうのです。
物語の主人公にもなるし、物語を進める役としても登場していくのです。
子どもたちのアイデアに大人たちも呼応して、あおむしのトイレを作ったお父さん。病院の先生や、看護士になり注射をしてくれた大人も。
自分のお父さんだけど物語を進める人になってることを喜び、手を振り、自分はまたあおむしになったり、あおむしが寝たら、何も言わずに会場中の子どもがみんな寝てしまったりと心躍る表現が次から次へと展開します。
現実の場所と、物語の場所を自分の中で行ったり来たりしながら楽しんでいくのです。自らが選んで参加し、出てきた表現を分かち合っていくとき、子どもも大人も関係なく、心地よい雰囲気になり、終わったときもなんともいえない暖かさに包まれました。
|